“さらば愛しき”ロバート・レッドフォード 引退した“永遠の美男子”の俳優人生<ザテレビジョンシネマ部>

ロバート・レッドフォードは言わずと知れた、映画史上にその名を刻む“永遠の美男子”だ。とりわけ絶頂期の1970~80年代には、ハリウッドを代表するスーパースターとして世界中を魅了。年を重ねたその後も、カリスマ性衰えぬスターとして、監督として、そしてサンダンス映画祭を主催するサンダンス・インスティテュート(名前は彼が『明日に向って撃て!(1969)』で演じたサンダンス・キッドに由来)の活動を通じた若き才能への支援者として、偉大なるキャリアを築き上げた。 ■ チャーミングな最後の主演作…出世作との共通点も そんなレッドフォードが俳優業からの引退を公言した最後の主演作『さらば愛しきアウトロー(2018)』(7月12日(日)夜9:00、WOWOWシネマほか)は、引退を惜しむファンを悲しい気分にさせるどころか、誰もが微笑まずにいられないチャーミングな快作だった。 彼が演じた実在の人物フォレスト・タッカーは、幾度となく銀行強盗を繰り返し、16回もの脱獄を成功させた伝説的な犯罪者。この紳士強盗は銀行の支店長や窓口係に礼儀正しく接し、拳銃をちらつかせながらも誰ひとりとして傷つけなかったという。 くしくも…